メタ社は現在、Llamaをオープンソースを支配するAIエコシステムと見なしている。将来のバージョンはマルチモーダルかもしれない。

マーク・ザッカーバーグはレックス・フリードマンとのポッドキャストで、Llama 2はこのモデルの成功に対する彼の予想をはるかに超えていると語っている。ラマ3に関しては、ザッカーバーグはまだ具体的なことは何も発表していない。

しかし、ザッカーバーグは、常に新しいモデルが準備されていると言うが、ラマ3が近いわけではないことも明らかにしている。また、オープンソースとしてリリースされることを望んでいる。

今のところ、Llama 2をできるだけ多くのアプリケーションに搭載することに重点を置いている、とザッカーバーグは語った。メタ社は今週、Llama 2と他のいくつかの生成AI機能をプラットフォーム向けに搭載したChatGPTの競合であるMeta AIを発表した。

LlamaはMetaの言語モデリング・エコシステムになる

Metaによると、LlamaベースのモデルはHugging Face上で3,000万回以上ダウンロードされており、そのうち先月だけで1,000万回ダウンロードされている。Githubでは、7,000以上のプロジェクトがLlamaに言及している。グーグル・クラウドとAWSでは、3,500以上の企業プロジェクトがLlama 2に基づいて立ち上げられている、と同社は言う。

「PyTorchのように、Llamaは世界中が構築できるプラットフォームへと進化しました。「より多くの企業や新興企業が私たちの技術を構築すればするほど、私たちはユースケース、モデルの安全な展開、潜在的な機会について学ぶことができます。

Metaは、コミュニティによる継続的なモデル開発の恩恵を受けている。その結果、内部開発が加速され、モデルは共通言語として機能する、とMetaは言う。「LLMはAI開発を根本的に変え、モデルを操作、管理、評価するための新しいツールやアプローチが日々生まれています」とMetaは書いている。

さらなる安全性の研究とコミュニティへの継続的な強い焦点に加え、Metaは次のステップとしてマルチモーダルモデルを挙げている。”世界がすべてテキストでできているわけではないように、AIも新しいモダリティを受け入れることで、より没入感のある生成体験を可能にすることができる”。

Metaはすでに競合のMeta AIでこの方向への第一歩を踏み出しており、新しいEmu画像モデルとSegment Anythingセグメンテーションモデルとの組み合わせで、チャットでの画像生成を提供している。

8月末の噂によると、Llama 3は、同じくマルチモーダル機能を提供するGPT-4と競合できるようになる。噂によれば、Llama 3は無料になるとのことだ。