新しいテクノロジー(またはミーム形式)が登場するたびに、ブランドが巻き込まれるのは時間の問題だ。AIチャットボットChatGPTは、数ヶ月前からオンライン上で衝撃を与えてきたが、今や企業の世界にも進出し始めている。そして今、それは終わりのないハンバーガー戦争における最新の弾薬となっている。
そう、マクドナルドはChatGPTを使って、「世界で最も象徴的なハンバーガーは何か」という問いかけのタイポグラフィ・ポスターを作成したのだ。

ビッグマックとワッパーの様々な層をフォントの色で表現しているのが面白い。テキスト自体は、ビッグマックの歴史(「最初に登場したのは1967年など」)やワッパーのサイズ(「しっかりとした食べ応えのあるハンバーガー」)を説明する、ChatGPTに期待されるようなシンプルで情報量の多いものだ。
ここで印象的なのは、ダヴィッド・サンパウロ代理店の反応の早さで、バーガーキングのポスターはわずか1日後にマクドナルドの広告と一緒に掲載された。現在、この2つの広告はサンパウロのいたるところで並んでいる。細かいことを言うなら、バーガーキングがポスターが示唆するよりも包括的なプロンプト・テキストを使用したのは明らかだ(どっちが大きいんだ?
我々は、カビの生えたワッパーの広告からあの炎のポスターまで、バーガーキングとマクドナルドのブランド間のライバル関係をたくさん見てきた。しかし、より本質的なデザインワーク、つまり完全なブランド・アイデンティティとなると、バーガーキングがまだ優位に立つと思う。