Meta社は、大規模なLlama 2言語モデルの上に構築されたCode Llamaと呼ばれるツールを発表した。Code LlamaはLlama 2と同じコミュニティ・ライセンスを使用し、研究および商用利用は無料である。

メタ社によると、コードラマは、プロンプトからコード列を作成したり、特定のコード列を指してコードを完成させデバッグすることができる。メタ社は、Code Llamaの基本モデルに加えて、Code Llama-Pythonと呼ばれるPython専用バージョンと、Code Llama-Instrctと呼ばれる自然言語命令を理解できるバージョンを発表した。Meta社によると、Code Llamaの各バージョンは互換性がなく、自然言語命令にCode Llama baseやCode Llama-Pythonを使うことは推奨していない。

「プログラマーはすでに、新しいソフトウェアを書くことから既存のコードをデバッグすることまで、様々な作業を支援するためにLLMを使用している。”目標は、開発者のワークフローをより効率的にすることで、より人間中心の仕事に集中できるようにすることです”

Meta社は、ベンチマークテストに基づき、Code Llamaが一般に公開されているLLMよりも優れた性能を発揮したと主張しているが、具体的にどのモデルをテストしたのかは明らかにしていない。同社によると、Code LlamaはHumanEvalコードベンチマークで53.7%のスコアを獲得し、テキスト記述に基づいて正確にコードを書くことができたという。

メタ社は3種類のサイズのCode Llamaをリリースする予定であり、最も小さいサイズは低レイテンシのプロジェクト向けに1つのGPUに収まると述べている。

コード・ジェネレーターは以前から開発者を助けてきた。GitHubは3月、OpenAIのGPT-4を利用したCopilotを発表した。GitHub Copilotは、古いコードを最新のものに書き換えることもできる。AmazonのAWSにもCodeWhispererがあり、こちらもコードの記述、検証、更新を行う。そうそう、グーグルにもAlphaCodeと呼ばれるコード記述ツールがあるが、まだリリースされていない。

GitHubの親会社であるマイクロソフトとOpenAIは、Copilotが著作権法違反の疑いで訴えられている。